皆様、新年明けましておめでとうございます。2023年も1年よろしくお願い致します。
また、昨年(2022年)12月31日の「コミックマーケット101」、皆様お疲れ様でした。そして、バンブーガーデンのスペースにお越し頂いた皆様に感謝を、新刊/既刊をお求め頂いた皆様に大きな感謝を申し上げます。
当日のようす
当日は、朝から“そこまで”寒くなく、バンブーガーデン配置の東123ホール側では、シャッターからの冷たい風の入りが少なかったと感じました。また、バンブーガーデン配置自体、東2ホールのど真ん中の場所だったこともあり、昼過ぎまで寒さを感じることがなく過ごすことができました。閉会間際には、若干風と寒さを感じることはあったものの、C99の極寒を機に対策した姿では「震える寒さ」ではありませんでした。
さて、今回の新刊はこれまでよりもおよそ倍のページ数のものを出させていただき、主に搬入面で今後の課題とすべき部分を感じました。主に重量ですね……。いつもよりも既刊の持ち込み総数を少なくしましたが、重量面では今後の搬入方法を再考していきたいと思いました。というわけで、朝のサークル入場前から、早くも戦いが始まっておりました。
サークル入場後は、なんやかんやで設営を済ませて、開場を待ちます。当日の配置は、先述の通り東2ホールのど真ん中「T-39b」でした。お誕生日席(島の蓋席)でしたが、正面から見て左隣には同じく「ラブライブ!」シリーズ関連の旅行サークルさん「移動居酒屋」さん(https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/16803171)でした。ラブライブジャンルの相乗効果を期待していましたが、期待通りラブライバーとおぼしき方のご訪問が多く、配置担当者に御礼を申し上げたい所存です。
サークル入場前の人通りは、コロナ前よりは少ないものの、段々と復活してきた感じでしょうか。無論バンブーガーデンでは開会前の行列はできたことはありませんので(開会までお待ち頂いたことはあります)、そこまで重要な指標ではありませんが、やはり同業のサークルさんから一目置かれる存在になるというのは、悪いことではありません。
そして、10時30分の開会後ですが、前回前々回の実績から「アーリーチケットの方は欲しいものだけ買ってさっさと帰られる」と想像し、開会後はすぐにお求めの方はいらっしゃらないと判断し、早速買い出しに向かいました。前回でも、12時前まで人通りが少ない印象でしたが、今回は、11時前の時点でも人通りがかなりあり、一般参加者の入場スピードが速くなったのかなぁと、こちらもサークル側としてはありがたいものでした。筆者はチェックしたサークルさんほとんどをお伺いできましたが、前回以上に通路の混雑を感じました。
新刊の売れ行きについても、前回よりもハイペースで進みました。頒布価格の引き上げを実施した初回でしたが、頒布ペースはほとんど変わりませんでした。より、内容を充実させることが望まれていることなのかなという所感ですが、今後も継続的に計測してまいります。
閉会間際、更衣室での“武装解除”のため一時的にスペースを空けることがありました。男子更衣室は閉会間際でもそこまで混雑しないのでありがたい話ですが、長い時間スペースを開けまして失礼致しました。といっても、毎度の話なので、今後もご理解いただければと思います。更衣室の入場制限は今後も続くと思いますので、毎回衣装を用意して……というわけにはいかないかも知れませんが、皆様を最高の形でお迎えすべく精進して参ります。
C101の傾向と今後
ピークとしては、コロナ前は13時過ぎでしたが、今回は12時台がお求めのピーク時間帯でした。評論や旅行ジャンルは、男性向けなどのお目当てのサークルさんを回られた後に来られる傾向にあると理解しております。そのため、滞在時間は拡大の傾向が見られますが、総合すると滞在時間は若干短くなっているのかなという印象です。
一部のコミケ研究家の皆様が、例年にもましてさまざまな議論を展開されております。特に、評論や旅行などのジャンルでは、「コミックマーケット」のみが発表の舞台とされているサークルさんも多く、その分コミックマーケットを大事にされているんだろうと推察致します。バンブーガーデンでは、従来から別イベントでの発表を模索しておりましたが、やはり肌感覚が全然違うため「井の中の蛙だなぁ」と痛感することが多いですね(売れないということではありません)。
そんな中でもコミックマーケットはやっぱり年2回の「晴れ舞台」という認識は変化することはありません。サークルデビューさせてくれたのもコミケットですし、はじめて中規模サークル並の頒布数を誇れたのもコミケットです。そして、世界的な感染症下でも目標にすることができるのが、コミケットの場であります。コミケットでもさまざまな運営方針が模索されているなかですので、システムが落ち着かない部分はしょうがないと思っております。
特に、「来場者登録の必須」というのは、イベント運営者にとっては結構ハードルが高いものと思います。何かあればそれをリスト化しなければいけませんから、アナログデータで膨大な数を集めるのはあまり現実的ではありません。また、数十万人を短時間で入場処理できるデジタル運用もなかなかつらいものもあり、現在の入場券を物理券に頼るという方法は、全くもって「正攻法」と言えるのではないでしょうか。来場者情報も確認できるため、自治体や会場側も説得がしやすいです。
といっても、現状のファミマ限定発券というのは、多様性の観点から見直しが求められるのかもしれません。プレイガイドの都合もあると思いますが、さまざまな方法を模索されるのを準備会に求めたいところであります。
そして、「午後入場のフリー化」というのも、来場者登録という観点からなかなか難しいと感じています。午後入場のフリー化で潤うジャンルが出てくるのではないかと期待を示す方もおられますが、バンブーガーデン自体の考え方としては、「午後入場フリー化では回遊率の向上にはあまり寄与しない」と考えています。午後入場のフリー化により、午後時間帯の滞在人数が増えたところで、来場の第一目標とはならないバンブーガーデンのようなサークルでは、訪問いただく可能性が圧倒的に低いと感じます。一方、これまでコミケットに参加されてこなかった若年層の参加者を増やす機会が増えるということは事実ですので、長い目で見ると効果はあるかもしれませんが、いずれにしてもミクロな視点では効果は感じられないんじゃないかなぁと思います。
コミケット自体は多様性を認めていただいているイベントだと認識しておりますので、今後の世界情勢にもマッチした持続性のあるイベントだと認識しています。今後も出展し続けるつもりですし、よりよくしていくためには「参加して直接意見を申し上げる」ことが最大の貢献ではないかと思っています。今回の投稿は、備忘録としてまた今後のイベントに生かすべく、バンブーガーデン自身でも参考にしていきたいと思います。
次回のイベント参加について
次回の参加イベントについては、現時点では未定です。
次回夏コミ(C102)や、ラブライブ!オンリーイベント「僕らのラブライブ!」(僕ラブ、http://www.puniket.com/lovelive/)などへの出展を検討しておりますので、決まり次第皆様にご案内させていただきます。
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